駄菓子屋探索 #005・篠原商店

#005 篠原商店

所在地:東京都荒川区東日暮里2-47-12

既にこの店はありません(2016/08)

この日の最後は同じく日暮里界隈ながら、地元で生まれ育った伊達さんがこれまでに行ったことがない所とのこと。
当時、近所には10軒くらいの駄菓子屋があって、それでほぼ十分だった、と言うことで、これはそれほど多くの駄菓子屋が当時は街のアチコチに点在していたことを裏付ける言葉である。

着いたところはこれまたオーソドックスな駄菓子屋の体をなした店である。
ここにはゲーム機やガチャポンなど一切ない。
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こじんまりとした木造建築で、店先にアイスクリームのショーケースが並んでいる。
それにジュースのショーケース。
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ケースを開けたまま品選びなんかしていると、おばちゃんに怒られた記憶のある人も多いことだろう。
実は私もそうだった。

中は思ったよりも狭い。
けど、狭い中にぎっしりと商品が陳列されている。
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昔の駄菓子屋というのは、店の奥が家になっていて、この住居部分を考えると自ずと店の部分は狭くなるものだ。
体が小さかった頃はそんな事など全く意識しなかったものだが。
そして不思議と駄菓子屋は平屋建てだった。
1階が店舗で2階が住居といった造りでもなく、平屋建てだったから余計に狭かったわけだ。

この店には多少、文房具が並んでいた。
学校そばの駄菓子屋にはこのスタイルが多かった。
どちらがメインかいろいろあるが、他の兼業スタイルとしては、タバコ屋、雑貨屋、釣具屋などがあったなあ。

家に戻ってから気が付いたことだが、この篠原商店は手持ちの書籍(1998年刊)に紹介記事が載っていた。
それによるとかなりの老舗らしい。店で見たおじさんとおばさんも本で見る限り、まだ幾分若々しかった。

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